ひっそりとした教会の中に鮮やかな大理石の小礼拝堂。
ローマのルネッサンス期に活躍した建築家、カルロ・マデルノの作品です。
カルロ・マデルノといえばサン・ピエトロ大聖堂のファサード、
いわばサン・ピエトロ大聖堂の顔を手がけた建築家です。
他にも、サンタンドレア・ヴァッレ教会など、スイスで生まれ、ローマで大活躍した建築家です。
現在は、サン・ジョヴァンニ・デイ・フィオレンティーニ教会にボッロミーニと共に眠っています。
ファサードは17世紀に大幅改修されたときのものです。
前庭もシンメトリーの階段からのアプローチがなんとも素敵です。
モザイクだけでなく、一つの建物で見る、ローマの長い歴史をこじんまりとした教会で感じてみて下さい。
■ サンタ・プデンツィアーナ教会
Santa Pudenziana
メトロA線/B線 Termini駅、 B線 Cavuor
サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂のすぐ近くです。
初期キリスト教時代、モザイクに興味がある方は、そちらとあわせて回ってみてください。