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パラティーノの丘

 

パラティーノ丘

ローマ建国の伝説はここから始まる。ローマ7つの丘のひとつで、

かつてユピテル神殿があった古代ローマにとって重要な丘。

雌狼に育てられたという双子の兄弟ロムルスとレムス。

この二人が育ったといわれている小屋はこの辺りにあったとされている。

その後、この地はローマ帝国の政治と信仰の中心となる。

現在のローマの中心はフォロ・ロマーノを見下ろす位置にあるカンピドーリオの丘の上。

馬に跨ったアウレリウス帝の像(オリジナルはカピトリーニ博物館)が広場の中心に建っている。

 

このホームページでは、フォロ・ロマーノとリヴィアの邸宅などの遺跡があるパラティーノの丘、

ローマ市舎とカピトリーニ美術館があるカンピドーリオの丘とヴェネツィア広場界隈を

「パラティーノの丘」のエリアとしている。

ムッソリーニが遺跡の上にひいてしまった道路、フォリ・インペリアーリをはさんだ

トライアヌスの市場などもこのエリアに入ってる。

コロッセオもお隣ではあるが、ここではチェリオの丘とサン・ジョヴァンニ界隈としている。

 

古の世界の都、Caput mundiを見てまわるならこのエリア。

 

このエリアの最寄りの駅


 

200px-metropolitana di roma.svgメトロB線 コロッセオ駅、チルコマッシモ駅

 

 

お散歩INDEX


 

 

 


 

 

 




 




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アヴェンティーノ

ローマ七つの丘のひとつのアヴェンティーノの丘は
一方は古代ローマの中心であるパラティーノに、もう一方はローマの台所といわれる
テスタッチョに隣り合わせている。
テスタッチョにはかつてテヴェレ川から荷が下りて、アヴェンティーノには市が立っていた。
かつての中心地に近いこともあり、今日でも神殿や、ヤヌスの神を象った門などが遺されている。
なんといってもこのエリアで人気が高いのは「真実の口」。
真実の口の前に並ぶ列が絶えることはない。
またこのエリアには古代ローマ時代の競技場チルコ・マッシモもあり、
今日では人々の憩いの場所となっている。
アヴェンティーノの丘の上は閑静な住宅街、大使館、修道院などがあり、
落ち着いたエリア。
丘の上の通称オレンジ公園からのローマの眺望はおすすめ。
また、「鍵穴」で有名なマルタ騎士団の館もこのエリア。
丘を下りて、テスタッチョ側にでると、そこはローマの庶民の生活を垣間みることができる、
まったく雰囲気の違うエリアに入る。
旧市場は移動したが、ローマの台所とよばれる
所以の市場はぜひ足を運んでみたい。
 
 
このエリアの最寄りの駅

200px-metropolitana di roma.svgメトロB線 チルコ・マッシモ(Circo Massimo)駅、ピラミデ(Piramide)駅(FR1線 オスティエンセ駅、オスティアーリド線 ポルタ・サン・パオロ駅乗換駅)

 

 
お散歩インデックス

 

 

 





 

 

 

 




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チェリオの丘とサン・ジョヴァンニ界隈

古代ローマの中心に近いこのエリアは、八百万の神からキリスト教へと
ローマが移っていったことを遺跡で伝えてくれるおもしろいエリア。

初期キリスト教の歴史を伝えるこのエリアは、ヴァチカンより以前に教皇庁が置かれていた

サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ大聖堂がある。

教皇庁がヴァチカンに移ってからも、近代に入ってヴァチカンが一市国として

独立が認められたラテラノ条約の歴史の重要な舞台として登場している。

 

そしてローマのアイコン的な存在、コロッセオもこのチェリオの丘の麓にある。

チェリオの丘には、禁じられていたキリスト教が古代ローマに広がり始めた形跡を遺す

邸宅跡、集会所として始まった教会が点在しており、

変遷期、転換期という様式というよりかは

変化を伝える遺跡として興味深いものがある。

また中世には、幾度と北方の民族に侵攻されていたローマが、防衛のために築いた

幾重ものアーチが遺されている。

キリスト教信者にとっては、ローマ帝政時代の痛い迫害の痕跡が残っている場所でもある。 

 

話はがらりと変わって、ASローマのフランチェスコ・トッティが生まれたのは
このサン・ジョヴァンニ界隈。

 

ラテラノ大聖堂のあるサン・ジョヴァンニからは、旧アッピア街道方面にむかうバス
もでているので、ちょっと足を延ばすときに起点となるエリア。

 

 

このエリアの最寄りの駅


メトロA線 マンゾーニ駅、サン・ジョヴァンニ駅

メトロB線 コロッセオ駅、チルコマッシモ駅

 

 

お散歩INDEX


ローマのアイコン、帝政ローマ時代の娯楽施設、コロッセオ

ローマでは珍しい洗礼堂付設の大聖堂、サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ大聖堂

美しいモザイクの教会の下に眠る神秘的な地下空間、サン・クレメンテ教会

中世の要塞の姿を伝えるモザイクの美しい教会、サンティ・クワットロ・コロナーティ教会

守りに入った中世ローマを伝える 連続アーチ

信者が密かに集まった地下の迷宮、古代ローマ時代の邸宅

壁画が殉教者の悲しみを伝える円形の教会、サント・ステファノ・ロトンド教会

 

 

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スペイン広場からポポロ広場まで

スペイン広場から伸びる通りはローマのショッピングストリート。

ファッションではアルタ・モーダからプロント・モーダ(ファスト・ファッション)まで、

そしてセレクトショップ、老舗のカフェから、インテリアや雑貨ショップまで気になるお店が並ぶ。

美しいボルゲーゼ公園のある、スペイン広場の背後にそびえるピンチョの丘もここで紹介。

 

今では観光も、ショッピングもなんでもできるエリアであるが、このエリアが発展したのは16世紀以降に

ヨーロッパからの巡礼者が増え始めた頃で、ローマの歴史からいけばそんなに昔ではない。

ヴァチカンにも古代ローマの中心にも行きやすいように、ヨーロッパからの玄関口である

フラミニオ門の前のポポロ広場から3本の通りをまっすぐに通された。

ポポロ広場からネプチューンがもつ三叉の銛にのように、バブイーノ通り、コルソ通り、リペッタ通りが出ていることから、

この界隈はIl Tridente-三叉路と呼ばれている。

地図で見ると都市計画に基づいた通りであるのがわかる。

さらに18世紀に入るとイギリスの裕福な貴族の若い子息が修学旅行的に文化を学びに旅行するグランドツアーが流行。

そのためにこの近辺には老舗のティーサロンや、老舗のホテルが残されている。

この時、古代ローマ時代の美術品や遺跡がお土産として持ち帰られてしまったのも事実。

 

もちろんショッピングだけではない。

屋外美術館ともいわれるこのエリアは、バロック期、ロココ期の豪奢で華やかな建築、彫刻の宝庫でもある。

 

 

このエリアの最寄りの駅


 

200px-metropolitana di roma.svgメトロA線

スパーニャ駅、フラミニオ駅

 

お散歩INDEX


 

 

 

 

ナボナ広場とパンテオン界隈

 

ナヴォナ広場からパンテオン界隈

このエリアはそぞろ歩きを楽しみたいエリア。最初からコースを決めないで、

あっちへ行ってみようか、こっちへ行ってみようか、がおすすめ。

 

古代のローマの遺跡に沿って中世、バロックの建物がひしめき合っているエリア。

一本道を入ると突然、低層の中世時代の建物に出会ったり、そうかと思えば豪奢なバロックの教会や噴水に出会う。

 

お気に入りのカフェをみつけてのんびり読書や人間ウォッチングも楽しいエリア。

ローマの人々にも愛されるカフェ、サンテウスタキオとタッツァ・ドーロの飲み比べも悪くない。

 

メトロは近くを通っていないので(2013年現在)、Largo di Torre Argentinaを起点にすると便利。

テルミニ駅からでる40番のエクスプレスバスや、64番など、多くのバスがとまる。

 

ここでは、コルソ・ヴィットリオ・エマヌエーレⅡ世をこのエリアの境にしているが、

通りを渡ると、ルネッサンスのパラッツォと中世の職人の工房が共存するカンポ・ディ・フィオーリ界隈

あわせていっしょにお散歩することができる範囲。

 

お散歩INDEX


 

 


 

 

 

バチカン市国とボルゴ、プラーティ界隈

 
 
 
 
ヴァチカン市国とボルゴ、プラーティ界隈
ローマの中にあるヴァチカン市国はカトリックの中心地であり、
世界中から巡礼者が訪れる。
また、長い年月、ローマを掌握してきた教皇の力を示すかのような美術品の数々が
この小さな市国に凝縮されているため、旅行者が絶えることはない。
 
 
ローマの7つの丘から、いろいろな姿で見えるサン・ピエトロ大聖堂のクーポラは、
ローマっ子にクポローネと親しみをこめて呼ばれている。
 
 
また、コーラ・ディ・リエンツォ通りには店が並び、ショッピングエリアでもある。
 
このエリアの最寄り駅

200px-metropolitana di roma.svgメトロA線 レパント駅 オッタヴィアーノ駅 チープロ駅
 
 
お散歩INDEX

 
 
 

 

カンポ・ディ・フィオーリ界隈

 
 
カンポ・ディ・フィオーリ界隈
 
ローマっ子に外国人だらけのエリア、と揶揄されつつも、
ルネッサンスのパラッツォと職人の工房のある中世の建物がところどころ残ったエリアが共存している面白いエリア。
 
なんといってもカンポ・ディ・フィオーリに毎朝立つ市は、絵になる風景。
果物をひとつ買って、ローマの水の恩恵である水飲み場で洗ってかじる、
というのが格好になりそうな雰囲気。
 
2011年開通予定のメトロC線で予定していた駅(2013年現在、未開通!)も、
どうやら駅自体をなくすようなので
このエリアはメトロでは行くことのできないエリアのままのよう。
それでもLARGO di Torre Argentinaはトラステヴェレとを結ぶトラム8番や
多くのバスが通るので、ここを起点にすると便利。
2013年にはトラステベレからのトラム8番がヴェネツィア広場まで伸びるので
行きやすいエリアに。
ヴィットリオ・エマヌーレ二世通りをはさんだ反対のエリアは
礎は古代ローマでも、ルネッサンスやバロックに彩られたローマが楽しめる。
ぜひ訪れたいローマの素敵なエリア。
 
最寄りの駅

 
現在工事中のC線が完成するとメトロの最寄りができるが
現在は、バスかトラム
 
ラルゴ・アルジェンティーナを起点に。
テルミニからは40番、64番など。
 
ヴェネツィア広場からはトラム8番
 
 
 
お散歩INDEX

 

 

 


 

 

 

 

 

 
 

トラステヴェレとジャニコロの丘

 
 
 
 
 
トラステヴェレとジャニコロの丘
 
トラステヴェレはテヴェレの向こう、という意味で、古代ローマ時代は
今のシリアの出身のエリアであったという。
下町エリアといわれるこの界隈は今日でも地元の人はもちろん、
外から来る人にも魅力的なエリアである。
トラステヴェレ通りには大きな建物が並んでいるが、
一歩入ると、時が止まったような街角に出会うことが多く、
地図を持たずに散歩したいエリア。
もちろんおいしいものにもたくさん出会うことができる。
トラステヴェレの後ろにはジャニコロの丘が控え、
ローマの8つめの丘、とも言われるこの丘の上にのぼると
ローマの街が一望でき、また日が沈む時間帯に見る
オレンジ色に染まったローマは美しい。
 
丘の上は、イタリア統一運動の英雄たちの胸像や
愛国者の碑が並んでいる。
 
B&Bも多く、空港からもトラステヴェレ駅に列車一本で着くので
この界隈に宿をとるのも悪くない。
トラムの8番が遠っているので、パンテオンやナヴォナ広場の界隈に行くのも
テルミニ駅周辺より近い。
 
 
このエリアの最寄り駅

 
 
 
お散歩INDEX

 

 

 

つづく

 

 
 
 
 

 

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ローマの台所、ロマニスタの聖地、テスタッチョ

ローマの台所といわれるテスタッチョは庶民的な雰囲気の中に

個性的なセレクトショップやクラブが入り交ざった面白いエリア。

閑静なアヴェンティーノの丘の麓になりながら、マルモラータ通り(Via della Marmorata通り)を境に

まったく雰囲気の違うエリアに。

 

テスタッチョはラテン語でテスタキウスという陶片の山。

古代ローマ時代にはこのエリアのテヴェレ川添いに大きな港があり、

そこで荷揚げされたオリーブオイルやワインが入った壷、アンフォラが

輸送の際に割れてしまったものの破片がちょっとした山となった。

 

また、カルチョ(サッカー)ファンのロマニスタにとっては、ASローマ生誕の地。

筋金入りのロマニスタが出入りするASローマクラブがある。

(ファンに惜しまれながら、2009年にテスタッチョでの幕を下ろす。)

 

かつての家畜の屠殺精肉場はリノベーションされて現代美術館となっている。

美術館の建物に「冷蔵棟」などの表示が、精肉場であったことを物語る。

 

夕方になると、観光名所にいる馬車がいっせいにこのエリアに帰ってくる。

どうやらこの近辺で眠っているようだ。

 

 

このエリアのお散歩INDEX

テルミニ駅とエスクィリーノの丘

 
 
 
テルミニ駅とエスクィリーノ界隈
 
鉄道で他の街に移動するにはこの界隈に宿をとると便利。宿の数も多い。
ただ、イタリア人が少ない。星の少ない宿ではレセプションも
イタリア語も英語もこころもとない感じの人がいることも確か。
観光客向けのTavola Calda(ターヴォラ・カルダ)と呼ばれる飲食店も
同様。
それでも移動を考えると便利なエリアだ。
ホテルチェーン系列のホテルは比較的落ち着いた感じ。
テルミニ駅の地下には24時間営業のスーパーマーケットもあるので
総菜を買って宿で食べることもできる。
 
移民と浮浪者の喧噪のエリアながら、必見といえるおすすめのところもある。
ローマの街の歴史以外のダイナミックな面が見られるエリアかもしれない。
 
昼間でもふらふらとした人がいるので、注意が必要である。
 
 
このエリアの最寄り駅

  •  200px-metropolitana di roma.svgメトロA線 バルベリーニ(Barberini)駅 レプッブリカ(Repubblica)駅 テルミニ(Termini)駅 
ヴィットーリオ・エマヌエーレ(Vittorio Emanuele)駅  マンゾーニ(Manzoni)駅
 
  • 200px-metropolitana di roma.svgメトロB線 テルミニ(Termini)駅 カヴール(Cavuor)駅 
 
  • 鉄道トレニターリア(旧国鉄) テルミニ駅
  • ローマラツィオ線(ローマージェルディネッティ線) テルミニ(Termini)駅 
サンタ・ビッビアーナ(Santa Bibbiana)駅 ポルタ・マッジョーレ(Porta Maggiore)駅
 
 
 
お散歩INDEX

 
 
 
 

 

ピア門からノメンターナ界隈

 

ピア門はミケランジェロが手がけた最後の建築といわれ、またこの門は

イタリア統一運動の時に、ローマに軍隊がここから進入したとして記念碑的な門である。

実際は門から数十メートルの壁を壊したのであるが。

この門からまっすぐ伸びるノメンターナ街道沿いには現在では豪奢な集合住宅が並び、

またこの界隈には大きな公園も点在し、緑が多いエリア。

街道沿いには古代ローマの法に則って、壁の外ということで

地下共同墓地があり、まれに廟を見ることもある。

ローマにとってテヴェレともうひとつ大切な川、アニエネ川が流れているのもこの界隈で、

湧水から飲料水を購入することもできる。

 

折衷様式とも後期ゴシック様式ともとれる、一風変わった建築群も見ることができる。

公園が多いので、美術館がてら、空の下でランチをとるのもおすすめ。

 

 

■このエリアの最寄り駅

 

■お散歩INDEX

 


 

 

 


 

 

 

かつてヨーロッパの人々がローマに旅するときはポポロ広場の北にあるフラミニオ門からローマに入った。

真っ先に見えるのは双子の教会。

フラミニア門からまっすぐ伸びるフラミニア街道はミルヴィオ橋でテヴェレ川を渡る。

ここで旅人はローマに別れを告げたという。

古戦場で有名なこの橋もここ数年は恋人たちの聖地になっており、

南京錠ールケットが誓いとしてかけられている。

南の庶民的なエリアに比べてピエモンテ風の装飾の多い大きなパラッツォが並ぶ。

最近ではザハ・ハディドの国立21世紀美術館がオープンし、レンゾ・ピアノの音楽ホールから、近代建築、イタリア合理主義の建築が見ることができる、

ちょっとした建築ミュージアムエリアとなっている。

 

このエリアの最寄りの駅

 


 

メトロA線 フラミニア駅

 

お散歩INDEX

 


 

 

 

つづく

 

 


 

 

 

 

トゥスコラーナ通りはサン・ジョヴァンニ門につながるアッピア・ヌオーヴァ通りにつながり、ローマの南郊外まで続く長い通り。

行政上はアッピオ・ラティーノと呼ばれる界隈。

19世紀の都市計画で古代のアッピア街道に平行するように敷かれた道が

アッピア・ヌオーヴァ(アッピア新街道)である。

依頼、古来のアッピア街道は、アッピア・アンティーカ(アッピア旧街道)と呼ばれるようになった。

 

メトロA線の Porta Furba(ポルタ・フルバ)駅から、A線はこのトゥスコラーナ通りの下を通っている。

映画の街ローマの象徴であるチネチッタや、カステッリ・ロマーニを背景に古代ローマ水道の遺跡を楽しめる公園、

さらに終点のAnagnina(アナニーナ)駅にはローマの南の街につながる中距離バスの大きなターミナルがある。

地元市民もたくさん住んでいるエリアで、通り沿いにはイタリアを初め、

スペインやフランスのファストファッションの路面店も多く並ぶ。

中心より空いているのでゆっくりお買い物できるかもしれない。

 

このエリアの最寄り駅


 

 

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 メトロA線

レ・ディ・ローマ(Re di Roma)、ポンテ・ルンゴ(Ponte Lungo)フリオ・カミッロ(Furio Camillo)、

   ポルタ・フルバ(Porta Furba)、コッリ・アルバーニ(Colli Albani)、

        アルコ・ディ・トラヴェルティーノ(Arco di Travertino)、ポルタ・フルバ(Porta Furba)、

  ヌミディオ・クワドラート(Numidio QUadrato)、ルーチョ・セスティオ(Lucio Sestio)、

  ジュリオ・アグリーコラ(Giulio Agricola)、スバウグスタ(Subaugusta)、

  チネチッタ(Cinecitta')、アナニーナ(Anagnina)

 

  FR1,FR3線 ポンテ・ルンゴ駅

 

   メトロA線のポンテ・ルンゴ駅と乗り換え駅になっているが、少なく見ても5分は必要。

 

 

■お散歩INDEX

 


 

 

つづく
 

 

 

 


 

 

 

アッピア街道周辺

 

古代ローマに興味があれば、一度は見てみたいと思うアッピア街道。

ローマ市内にありながらも周辺は緑が多く残されており、

ゆったりとした時間が過ごすことができる。

 

公共交通機関を使って足で廻るにはちょっとした覚悟が必要かもしれない。

一度先へ進んでしまうとバス道路に出会うのはかなり先。

引き返そうかと思った時はかなり進んでいたり。

 

お天気に恵まれれば貸し自転車も悪くない。

また、ある程度のところまでは、アルケオバスという

古代遺跡を巡るバスがテルミニ駅からアッピア街道までを

走っているのでそれを利用することもできる。

 

古代の街道ながら、現代の移動手段である車が

起点付近ではかなりのスピードで走っているので

そちらにも気をつけて時空の彼方への旅を楽しみたい。

 

Buona passeggiata!

 

 

■この付近の最寄り駅

 


 

 

 

 

 

 

■お散歩INDEX


 

 


E.U.R.

 

1942年に予定されていたローマ万国博覧会の開催のために計画された街。

ローマ万国博覧会、Esposizione Universale di Romaの頭文字をとってEUR, E.U.Rと書いてエウル。

当時はE42とコードネームのような名前であった。

結局は第二次世界大戦の戦況の悪化により万博は中止され、工事が中断されたものもあったが、

その後、その時代に見合った用途のオフィスビルとして生まれ変わり、

このエリア一帯もオフィスエリアになった。

 

どこかシュールな雰囲気が漂う、イタリア合理主義建築ミュージアム。

マッシミリアーノ・フクサス、レンゾ・ピアノをはじめ、現代建築家のプロジェクトも進行している。

 

また、イタリアで桜が見たくなったらエウルで。姉妹都市東京都から贈られたものだそうだ。

 

このエリアの最寄り駅

 


 

 200px-metropolitana di roma.svgメトロB線 エウル マリャーナ(EUR Magliana)

エウル パラスポルト( EUR Palasporto)

エウル フェルミ (EUR Fermi)

 

 

お散歩INDEX

 


 

 

 

つづく

 

 

 


 

 

 

トレビの泉とクイリナーレの丘

 

トレヴィの泉とクイリナーレの丘

有名なトレヴィの泉と大統領官邸のあるクイリナーレ界隈をここではまとめており、

地図上ではとても近いが、高低の大きなエリアであるために、散歩する順番を間違えると、

へとへとになりながら坂を上ることになる。

近くにはローマの歴史的地区では最初のショッピングモール、ガッレリア・アルベルト・ソルディが2003年にオープンし、

日本でもお馴染みののブランドが入っている。

この界隈には他にもショッピングが楽しめるお店が並ぶ。

 

このエリアの最寄り駅


 

200px-metropolitana di roma.svgメトロA線 バルベリーニ駅、スパーニャ駅

 

お散歩INDEX


 

 

 

 


 

 

 

 

ティブルティーナ界隈

 

ローマの街には公園内にわずかしか残されていないが、古代ローマ街道のひとつ

ティブルティーナ街道が走っていたエリア。

ハドリアヌス帝のヴィッラ・アドリアーナやエステ家の別荘で有名なティヴォリへ

続く道。

今日では、大学もあり、手頃な価格で食べられる食堂があったり、

若いエネルギーで満ちたエリア。

テルミニにも近い大学都市と呼ばれる、大学の校舎が固まるエリアは

ファシズム政権下の都市再開発計画のひとつで、イタリア合理主義建築様式の

ジオ・ポンティ、ミケーレ・デ・ルッキ、ピオ・ピアチェンティーニなど

イタリアを代表する建築家の手がけたものを見ることができる。

 

また、第二次世界大戦中はローマの街では空爆の被害を受けたエリアでもある。

ローマ・ティブルティーナ駅は夜行列車や新しいイタリア高速鉄道イタロのローマの駅ともなっている。

最近改修工事が行われ、新しくなった。

また、ヨーロッパの国々をつなぐ遠距離バス、イタリア国内の中距離バスの発着駅でもある。

また、大きな墓地がありローマをはじめイタリアで活躍した著名人が眠っている。

 

 

■このエリアの最寄りの駅


200px-metropolitana di roma.svgメトロB線 ティブルティーナ(Tiburtina)駅、ポリクリニコ(Policlinico)駅

鉄道トレニターリア、イタロ ティブルティーナ(Tiburtina)駅

ローカル線 fr3線 ティブルティーナ(Tiburtina)駅

 

 

■お散歩INDEX


 

 

 

つづく

トレビの泉とクイリナーレの丘

 

カラカッラ浴場界隈

いろいろな国の大使館邸が点在する緑の多い閑静なエリア。

アッピア旧街道の起点となるポルタ・サン・セバスティアーノやローマ時代の街道のひとつ、

ラティーナ街道もこのエリアを通っている。

カラカッラ帝のカラカッラ浴場跡は夏の野外オペラでも有名。

ここはアウレリアヌスの壁の中だが、アウレリアヌス帝時代より前の

共同墓地が公開されている。

 

 

このエリアの最寄り駅


 

メトロB線 チルコ・マッシモ駅、ピラミデ駅

 

お散歩INDEX


 

 ワイン蔵の奥の穴は古代ローマのお墓につながっていた、古代ローマ名家スキピオ家の墓

テルマエ・ロマエといったらここ、想像を掻き立てる古代のテーマパーク、カラカッラ浴場

小さいながらも美しい教会、でもその地はヨハネが煮えたぎる油にいれられた場所

中世好きは訪れたい、旧・新約聖書の場面が一面に描かれたサン・ジョヴァンニ・ア・ポルタ・ラティーナ教会

アッピア街道とラティーナ街道の建設時の起点はこちら、今はないポルタ・カペーナ

アウレリアヌスの壁ができてからはここが起点になりました、アッピア街道がはじまるポルタ・サン・セバスティアーノ

門のテラスからの眺めは最高、ポルタ・セバスティアーノの壁博物館

動物柄のコズマーティ様式の説教壇や高台がめずらしい、サン・チェザーリオ・イン・パラティオ教会

フレスコ画が美しく残されてるコロンバリウム、地下共同墓地

 

 

 


 

 

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チェリオの丘とサン・ジョヴァンニ界隈

古代ローマの中心に近いこのエリアは、八百万の神からキリスト教へと
ローマが移っていったことを遺跡で伝えてくれるおもしろいエリア。

初期キリスト教の歴史を伝えるこのエリアは、ヴァチカンより以前に教皇庁が置かれていた

サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ大聖堂がある。

教皇庁がヴァチカンに移ってからも、近代に入ってヴァチカンが一市国として

独立が認められたラテラノ条約の歴史の重要な舞台として登場している。

 

そしてローマのアイコン的な存在、コロッセオもこのチェリオの丘の麓にある。

チェリオの丘には、禁じられていたキリスト教が古代ローマに広がり始めた形跡を遺す

邸宅跡、集会所として始まった教会が点在しており、

変遷期、転換期という様式というよりかは

変化を伝える遺跡として興味深いものがある。

また中世には、幾度と北方の民族に侵攻されていたローマが、防衛のために築いた

幾重ものアーチが遺されている。

キリスト教信者にとっては、ローマ帝政時代の痛い迫害の痕跡が残っている場所でもある。 

 

話はがらりと変わって、ASローマのフランチェスコ・トッティが生まれたのは
このサン・ジョヴァンニ界隈。

 

ラテラノ大聖堂のあるサン・ジョヴァンニからは、旧アッピア街道方面にむかうバス
もでているので、ちょっと足を延ばすときに起点となるエリア。

 

 

このエリアの最寄りの駅


メトロA線 マンゾーニ駅、サン・ジョヴァンニ駅

メトロB線 コロッセオ駅、チルコマッシモ駅

 

 

お散歩INDEX


 

 

 

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