カルチェレはイタリア語で牢獄という意味になり、穏やかな名前ではないが、中世に牢獄として使われていたことからこの名前がついている。
この界隈は古代ローマ時代は野菜市場があり、古代ローマの中心部とテヴェレを結ぶ通りや、
ユピテルやヤヌスの神殿があった。この教会はその神殿の遺構をキリスト教会に
サン・ジョルジョ・イン・ヴェラーブロ教会の辺りは、ローマ誕生の伝承、雌狼に育てられたロムルスとレムスの双子の兄弟が発見された”ぬかるみ”であったと言われている。
閑静なアヴェンティーの丘の上のこの教会は典型的かつ代表的なローマにおける初期キリスト教建築のバジリカ様式の聖堂。
入り口に飾られている大きな木製扉は5世紀のもので、この見事な木製の扉が今日までよく残されている。
映画「ローマの休日」ですっかり有名になったBocca della Verita'こと真実の口の方がすっかり有名にになってしまったかもしれない教会。
ともすれば、真実の口に手を入れて写真を撮ってそのまま踵を返してしまいそうな場所。